ビジネスマンとしてのスキルを磨きたい中堅社員に贈る、心掛け5選

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キャリアアップ

 

前回は、「若手社員に贈る、心掛け5選」をお送りしました。

ビジネスマンとしてのスキルを磨きたい若手社員に贈る、心掛け5選
与えられた仕事を日々淡々とこなして過ごしていませんか?ビジネスマンとしてキャリアアップを目指すなら、 それなりの意識をもって仕事に臨む必要があります。今回は、スキルに磨きをかけたい若手社員の皆さんに心がけてほしい事5選をお送りします。

今回は、中堅社員編をお送りします。

中堅社員ともなると、後輩達をまとめて課長を補佐する立場になってきます。
中堅時代の働きぶりで、将来の昇進の道がある程度決まると言っても過言であはありません。
そんな大事な時期に意識すべき心がけ5項目を解説します。

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後輩の育てかた

中堅社員ともなると、グループリーダーのように、課長を補佐する立場で、
後輩社員をまとめる役割を担っている方も多いと思います。

そのような立場にいる人が、後輩を育てる際に意識してほしいのは、

  • 後輩との距離感
  • ティーチングとコーチングをうまく使い分ける

の2点です

後輩との距離感

まずは、後輩との距離感ですが、
後輩社員に早く仕事を覚えてもらおう、ミスをしないようにしてあげようとするあまり、
後輩のやること全てに首を突っ込み、口を出してはいけません。

後輩は後輩なりに、自分で考えているところに、いちいち口出しされてはたまったもんではありません。 うざいだけです。

基本的には、後輩とは適度な距離を保って、「目は配るけど、口は出さない」くらいを意識しましょう。

まずは後輩が自分自身で、どうすればよいのかを考えさせるようにすることが大切です。

ただし、後輩が困って相談してきたら、積極的に相談に乗ってあげてください。
その時に、意識してほしいのが、次に説明するティーチングコーチングをうまく使い分けるということです。

ティーチング

ティーチングとは簡単に言うと、答えを教えてあげることです。
業務の経験が非常に浅い人に、基本的な知識を教えてあげる。
書類の記入方法や、経費処理のやり方などを教えてあげる。
など、初めから答えややり方が明らか、または決まっているケースで使います。
「知っているか/知らないか」だけが問題なので、答えを教えてあげて構いません。

コーチング

コーチングとは簡単に言うと、相手の中から答えを導き出してあげることです。

後輩が何か聞いてきたら、親切な先輩ぶって、何でもかんでもすぐに答えを教えてはいけません。

まずは、相手が何に困っているのかをよく聞きます。

その上で、例えば、

  • そうなる原因は何なのかなぁ?
  • もし対策するとしたら、どんな選択肢があると思う?
  • もし、○○した場合は、どういう課題やリスクがあると思う?

のように、質問形式で物事を整理して、相手に自ら考えさせて答えを導き出す手助けをします。
これを繰り返すことで、後輩は自ら考え、問題を解決する能力を身に付けていくのです。

コーチングは、ティーチングと比べて圧倒的に手間がかかります。
自分が忙しいときは、面倒くさいのでティーチングに走ってしまいがちです。

でも、長い目で見れば、後輩が自分自身で考えて問題を解決できるようになれば、
後輩は成長してあなたは楽になるはずです。

答えを知っている人をつくるのではなく、
自分で答えを出せる人を育てることが大事です。

指導

何事も進める前に、どうやったら効率良くできるか考えてみる

何か仕事を進めるときに、とりあえずいつものやりかたで進めるのではなく、
どうやったら、もっと効率良くできるだろうか?」とちょっと考えるようにしてみて下さい。

仕事ができる人とできない人の、仕事のやり方を観察してみると、

仕事ができない人は、力づくで処理しようとして、手戻り(やり直し)も多いと思います。
それに対して、仕事ができる人は、スマートにミスなく処理します。

例えば、何かのデータを一覧表にまとめてグラフを作成するという業務があり、
今後も継続的に同じ作業が発生する事が想定されるような場合、

  • データを手入力ではなく、自動的に取り込むようにできないか?
  • データを集計するのに毎回計算式を入力するのではなく、マクロを組めないか?

というようなことを考えてみるのです。

今回、一回だけのことを考えれば、力づくで手でデータを入力し、
集計して、資料を作成したほうが早いでしょう。
でも、毎回同じことを繰り返しているだけでは、進歩がありません。
今回苦労して、データを自動で取り込み、集計するマクロを作成すれば、
次回以降は、作業がとても速く、ミスもなくなります。

何事も、今までのやり方が本当に正しいのか? と疑問を持ち、

「単に仕事を処理できる人」ではなく、
「新しい仕組み」を作れる人になってください。

効率

一つ高い目線から物事を俯瞰(ふかん)する習慣をつける

中堅社員の立場であれば、そろそろ管理職のポストも見えてくるかもしれません。

会社の組織というものは、上に行けば行くほど物事をより広い範囲で俯瞰してとらえ、総合的に判断しなくてはいけません。

高い所に上ると、より遠くまで広い範囲が見えるようになるののと同じです。

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、
目の前の問題だけに目を奪われ、周囲のことが目に入らないと、判断を誤ることがあります。

常に、一段高い所に上って、
目の前の問題だけでなく、周囲にも目を配るようにしてください。

俯瞰

上司にお伺いを立てるときは

例えば何か問題が発生した時や、上司の判断が必要で上司にお伺いを立てるとき、
上司に「どうしたらいいでしょうか?」という聞き方をするのはNGです。

まずは自分でどうしたらよいかを考え、必ず、自分なりのプランを立てたうえで、

「私は〇〇したら良いと思うのですが、いかがでしょうか?」

と聞くようにしてください。

あなたの判断が正しければ、上司は「こいつの判断は適切だから仕事を任せられる」
と、信頼してくれるようになるでしょう。

上司からの信頼が得られれば、上司の後継者としても認められるようになります。

能力や成果ををアピールすることも大切です

ある程度の実力がついてきたら、能力や成果を上手にアピールし、顔を売ると良いでしょう。
勘違いしないでほしいのは、「アピール」というのは、

「自分を、実際の実力以上に大きくみせようとする」  ことではありません。

「自分が実力があることを適正にみんなに知ってもらう」 ということです。

アピールする相手は、人事に対して発言権を持つ、部長以上の人達です。

例えば、社内の上層部が出席する会議などで、プレゼンをする機会をもらったりすると良いでしょう。

昇格会議の場で、上司があなたの昇進を推薦してくれた時に、
「おお、こないだプレゼンした彼か。なかなか目の付け所がいいじゃないか」
となれば、しめたものです。
逆に、「誰それ?知らないなぁ」となったら残念な結果になるかもしれません。

高い実力を持っていたとしても、それをみんなが知っているか、知らないかで開ける道は違ってきます。

アピール

まとめ

いかがだったでしょうか。
ビジネスマンとしてのスキルを磨きたい中堅社員に贈る、心掛け5選をお送りしました。
以上のことを心掛けてスキルを磨けば、管理職へのステップアップも見えてくると思います。

  • 後輩とは適度な距離を保って、コーチングを心掛ける
  • 何事も進める前に、どうやったら効率良くできるか考えてみる
  • 一つ高い目線から物事を俯瞰(ふかん)する習慣をつける
  • 上司にお伺いを立てるときは、自分なりのプランを立ててから
  • 能力や成果ををアピールすることも大切

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